前回の2に続き、上級塗料の、驚くようなその先進機能について、です。
・微弾性 ハイブリッド・パーフェクトトップ塗装では、その下地塗料として主にパーフェクトサーフを使用しますが、この組み合わせにより外壁は、わずかに弾力をもつ仕上がりとなります。
この微弾性により、地震等での躯体の揺れに追従できるので、ヒビ割れが防げます。
例えば、モルタル・リシン吹付の外壁はとても堅牢ですが、その硬さ故にヒビが入りやすい材質です。経年により、目には見えなくてもヘアークラックと呼ばれる微細なヒビが無数に生じています。防水機能が劣化し、木部素地は湿気にさらされます。
( すごいにゃー ひっくりがえちゃう )
昔の住宅塗装は硬い塗料で、短期間で吹付でした。スプレー吹付はハケが上手に使える職人が少なかった時代に考案された速成塗りです。その空中飛散率は40%ほどあり
壁に付くのは約60% (手塗りは約98% ) で、
薄付工法と呼ばれます。
庭や近隣への影響があり、コストパフォーマンスも低く、住宅塗装の優良店ではほぼ採用されていません。
現代では、微弾性機能がある塗料で、3回重ね手塗り厚膜塗装が、良心的です。
・透湿性
昔の塗料は、硬くて薄い塗膜でしたが、今は微弾で厚膜、さらに完全防水壁なのに、透湿性機能を備えています。これは躯体素地に含まれる湿気を、微粒子水蒸気として外部に、透過放出させる機能です。
この透湿性により、結露から建物を守ります。まるで上級スポーツウエアーのようですね。
良い塗装は、着色だけではありません。
驚いてひっくり返るような、最先進機能性が、お家を守っていきます!
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